未来のお金について、考えていますか?【マネードクタープレミア】に聞いた資産運用のこと
2025.10.08

テレビをはじめとしたメディアでもよく耳にするようになった“資産運用”という言葉。では、一体どれぐらいの人が資産運用をしているのでしょうか?資産運用とは、投資を通じてお金を増やす手段ですが、投資と聞くとなんだか損しそうで怖くて始めにくいという人もいると思います。大名古屋ビルヂング3Fの“お金”の専門家【MONEYDOCTOR PREMIER(マネードクタープレミア)】の店長・赤嶺雅子さんに資産運用について伺いました。
お金を貯める必要性を強く感じている方が増えています
ここ数年で、急激に“資産運用”という言葉を聞く機会が増えました。やはり、「NISA(ニーサ)」や「iDeCo(イデコ)」の影響が大きいのでしょうか?
物価はどんどんと上がっているのに、給料はなかなか上がらない。さらに、人口が減っていく日本において、老後資金の確保が難しくなってきています。そのため、国が“自助努力”で(資金を)増やしていかなければいけないと「NISA」や「iDeCo」を推奨していることが“資産運用”という言葉をよく聞くようになったひとつの要因と言えるでしょう。多くの方がお金を貯める必要性を強く感じるようになってきています。
それでは、まず「NISA」について教えてください。
「NISA」とは、“少額投資非課税制度”のことで、資産形成をするための国(金融庁)の制度です。2017年に誕生したものですが、現在、世の中的に“NISA”と呼ばれているものは、2024年に制度拡充した“新しいNISA”を指します。変更点としては、1年間に投資できる上限額が最大360万円(成長投資枠240万円、つみたて投資枠120万円の合計)に拡大し、非課税保有期間が無期限となったため、より活用しやすくなりました。ただし、非課税保有期間が無期限となったことで利益確定の判断(止める判断)がしづらなくなりますので、【MONEYDOCTOR PREMIER】ではお客様一人ひとりの状況に合わせて柔軟にご提案をさせていただいております。
次に、「iDeCo」について教えてください。
「iDeCo」は、“個人型確定拠出年金”のことで厚生労働省が管轄している制度です。“年金”と名付けられていることもあり、60歳まで積み立てたお金を引き出せないことが大きな特徴です。年金+αになるお金を今から準備していくための制度が「iDeCo」です。
“新しいNISA”になってからお客様からの問い合わせは増えていますか?
「NISA」については、『みんながやっているからやろうかな』、『やった方がいいのかな、でも中身については詳しく知らないから教えて欲しい』という問い合わせを多くいただいております。一方、「iDeCo」は勤務先で入られている方(給与天引き)も多い制度ですが、拠出金(掛金)の所得控除が受けられることもあって個人で「iDeCo」に入りたいという方もお見えになります。
まずは、金融商品の仕組みをよく理解することから
“資産運用”や“投資”と聞くと、難しそうというイメージが先行してしまいます…。
ご家庭ごとに、この先必要となるお金が違うので一括りではお話しできませんが、さまざまなライフイベントに加え、やはり大事なのは“老後”に向けて資産運用、資産形成していくということです。【MONEYDOCTOR PREMIER】では、今後の収入・支出をまとめたライフプラン表を作成し、老後にどれだけのお金が必要なのか?を算出することから始めさせていただいています。“どれだけのお金”という具体的な目標、ゴールを決めることで、資産運用をする上で必要なことが分かりやすくなっていきます。
実際、老後にはどれぐらいのお金が必要なものなのでしょうか?
生命保険文化センターの2022(令和4)年度、「生活保障に関する調査」によると、夫婦二人がゆとりある老後生活を送るためには、1ヶ月あたり約37.9万円が必要です。総務省の「家計調査(2022年)」を参考にすると、65歳以上の夫婦のみ無職世帯の社会保障給付額は現在1ヶ月あたり約22万円です。つまり毎月約15万円が不足します。このことからも、自ら備えることの大切さをご理解いただけるのではないかと思います。
では、現在40歳だと仮定し、65歳までの25年間で「NISA」を活用して将来に備える場合、どのように考えれば良いのでしょうか?
「NISA」の非課税保有限度額は1,800万円です。限度額いっぱいまで「NISA」で運用することを想定し、金融庁の「つみたてシミュレーター」で試算したところ(目標金額:1,800万円/想定利回り(年率):5%)、毎月約30,000円の積立で到達できる可能性があることがわかります。「NISA」や「iDeCo」などの制度を活用することは、長期的な資産形成に非常に有効です。ただし、“投資”という言葉に不安を感じる方も少なくありません。そのため当社では、まずは金融商品の仕組みについて丁寧にご説明し、不安の軽減につながるようサポートを行っております。
出典:金融庁「つみたてシミュレーター」(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/tsumitate-simulator/)
具体的に、投資信託の仕組みというのはどういうことでしょうか?
資産運用において、元本が2倍になるまでのおおよその年数や必要な運用利回りを簡単に求められる「72の法則」があります。この「72の法則」を用いると7%利率があれば、今あるお金を10年で“倍”にすることができる計算になります。利息と時間を味方につけて“お金に働いてもらう”ことが重要で、これが“投資の考え方”になります。日本は人口が減っていますが、世界に目を向けると人口が増えている国がほとんどで、人が増えるということはモノが必要となる、結果的に経済(お金)が回っていくということ。特に日本人は株価の下落に敏感で怖いから止めてしまう人が多い印象ですが…まずは何より目の前の数字に一喜一憂しないで、コツコツと長い目で続けていくことが成功の秘訣です。【MONEYDOCTOR PREMIER】は、資産運用はもちろん、相続や保険、住宅ローンなどの“お金”にまつわる相談窓口です。お気軽にご相談ください(事前予約制、空きのある場合は当日予約可)。
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